「他力本願」という言葉は現代では「他人を頼りにして努力を怠ること」といったネガティブな意味合いで使われます。
しかし、実はこの言葉は仏教に由来するもので次のような意味があります。
-自分の力に驕(おご)らず、大きな力に身を任せる-
具体的には、「死後、極楽浄土に生まれ落ちるために、あれこれ思い悩むのではなく、ただただ阿弥陀様のお導きを信じ、その御慈悲に身を委ねる」という浄土系の宗派の考えに由来します。
現代に生きる私たちの中には、極楽浄土にいくことを願う人は少数かもしれませんが、そんな私たちにとってもこの「他力本願」は活用できそうな考え方です。
- どうしようもない困難に直面した時
- 不合理な出来事に巻き込まれてしまった時
- 自分の無力さを痛感させられる境遇に陥った時
そんな時は、「自力でもがき苦しむ」のをやめて、「自分を包み込む、大きな力の流れ」に身を委ねる「決意」をしてみてはいかがでしょうか。
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