なぜ、ブッダ・カウンセリングは「効果が明確に現れる」のか

オンライン・カウンセリングサービスを名乗っているものの中には、単なる「愚痴ききサービス」や「スピリチュアルなサービス」も少なくないから、その見極めが大切だね。

愚痴ききサービスなんかの存在を否定するつもりはないし、それはそれで需要はがあることは確かだと思うよ。だけどそれを「カウンセリングサービス」と名乗ってしまうことには問題があるかもしれないね。一般的にカウンセリングを求めている人というのは、「何らかの問題の解決」を必要としているのに対し、愚痴ききや相談サービスは必ずしも問題の解決を目的としていない。その食い違いがミスマッチングを引き起こしているんだろうね。

それは当然なことだね。カウンセラーやカウンセリングサービスの存在意義は、サービス利用者が抱えた問題の解消に資することに尽きる。そして、その対価としカウンセリング料金をもらうのが彼らの仕事だからね。

資格を持った心理カウンセラーの行うカウンセリングにしても様々な手法のものがあるから、どれもが問題を解決してくれるとは限らないよ。特に「精神分析的な手法」を用いるカウンセリングは「潜在意識や心の傷」なんてものを想定するからサービス利用者をかえって泥沼に導いてしまう危険性があるんだ。

そうやって問題の原因を過去のトラウマや心の傷、家庭環境に求めてサービス利用者に提示するカウンセリングのスタイルは少なくないね。だけど、それを提示されたところで、サービス利用者は何をどうすればいいんだろうね。過去は変えられないし、サービス利用者が苦しみを抱えているのは今、この瞬間のことなんだ。これらの手法はカウンセラーを権威づけするだけで、サービス利用者の問題の解決にはなんの役にも立たないのが現実なんだ。

そうだね。最近では精神分析的手法への反省から、「来談者中心療法」などの呼び名のカウンセリング技法が取り入れられている。これらはサービス利用者の話しに耳を傾ける「傾聴」を軸とし、「非指示的」な態度をとる。つまり、助言などは極力控え、ただただサービス利用者の話を聞いて共感することに徹するんだ。この手法の欠点は、端的に言って、「サービス利用者の問題を解決するための決定打に欠く」ことだね。

心理学のアプローチに納得がいかない君のような「洞察力が優れた人物」にはブッダの方法がおすすめだよ。ブッダの方法の中には2600年の歴史的鍛錬をくぐり抜けてきた、苦しみの解消のための無数の「優秀なフレームワーク（問題解決の型）群」が存在しているんだ。

そうだよ。ブッダはただひたすらに「苦しみを解消するための方法」について探求し続けた。仏教というのはその結晶のようなものだ。だからブッダの方法は、何よりも「苦しみという問題の解決」を優先する。ここが「自己の探求」に寄り道しがちな西洋の心理学との大きな違いだね。

ブッダの愚直な姿勢にな倣い『ブッダ・カウンセリング』では何よりも「問題の解決」を優先し「苦しみの解消」に一直線に向かう。だからこそ他のカウンセリング手法に比べて、『ブッダ・カウンセリング』ではサービス利用者の心身に効果が明確に現れやすいんだよ。