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躁やうつは「快」と「楽」のバランスの乱れによって起こる

今日のヒント

肩こりがひどく、いつもこころが緊張している感じがする、、、

身体がいつもだるく、何をするにもやる気が出ない、、、

これらは順に「躁」と「うつ」の状態の時にこころとからだに現れる症状です。

これらはどちらか一方の症状が続くことも、それぞれが交互に起こることもあります。

どちらにせよ、心身にとって望ましくない状態であることは確かです。

躁もうつも心身のバランスの偏りによって起こる、「過剰」な状態です。

ではいったい何が「過剰」なのでしょうか?

人間は「快」と「楽」の二つの心地よさを求め日々生活しています。

「快」美味しいものを食べたり、テレビ番組を見たり、ショッピングをしたり、人とコミュニケーションを取ったりする時に感じる「心が躍るような」心地よさです。

一方、「楽」お昼寝をしたり、お風呂につかったり、大空を眺めたり、休憩をしたりと「心が安らぐ時に感じる」心地よさです。

そしてこれらの心地よさを求める働きがどちらか一方に対して「過剰」になった場合に、躁やうつといった不調が現れます。

人間の心身はゴムボールのようなものです。よく縮み、よく伸びるゴムはよく跳ねます。生命力を最大限にしてエネルギーに溢れる生活を送るためには「快」と「楽」をバランスよく繰り返すことが大切です。

現代では世の中は「快」を刺激する情報に溢れています。意識せずに社会生活を送っていると、どうしても「快」の欲求に偏った生活が続き、躁状態に陥ってしまいます。

そして躁状態が続いたのち、その反動としてうつ状態に入っていく。これがいわゆる躁うつ病のサイクルのように考えられます。

「結んで開いて」という童謡がありました。
私たち人間のこころもからだも、「結んで(快)、開いて(楽)」を繰り返すことで健康的な毎日を過ごしていけるようにできているようです。

心身に異常を感じたら。生活の中の「快」と「楽」のバランスについて確認してみてはいかがでしょうか。

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