ブッダ・カウンセリング好評受付中!

なぜ、ブッダの哲学は「現代人の心の避難先となり得る」のか

この記事は、ブッダが作り上げた哲学が、なぜ現代人にとって心の避難所となり得るのかについて解説します。

Q
なぜ、ブッダの哲学は現代人にとって心の避難先となり得るのですか?
A

現代人の苦しみは西洋型思想の弊害によるものであり、ブッダの哲学はその弊害のもととなる価値観を相対化する力を持つため、現代人の苦しみからの避難先となり得ます。

関連記事:【まとめ保存版】ブッダ・カウンセリング

現代人が被る弊害

西洋化し経済発展を遂げた現代日本社会

今の日本って、経済的に豊かで、何もかも揃ってて、便利な世の中だと思うの。

そうだね。日本は西洋化、近代化の波にうまく乗ることができたおかげで先進国に数えられるようにまでなったね。

西洋型社会の限界点

でも、わがままかもしれないけど、何でも手に入って、自由に選択できて、、それなのに満たされない私がいるの。この世の中に満足している人ってどれくらいいるのかな?

確かに経済的には満たされたかもしれないけど、人間っていうものはそんなに単純じゃないからね。意外にも国民の幸福度は他の国に比べそれほど高くないのが現実だ。それが西洋型社会の限界点なのかもしれないね。

弊害としての閉塞感・不安感・無気力感

西洋型の思想のもと、成長や自己実現を求めて突き進んできたけど、たどり着いたところにはなにもなかった、って感じかな。日々の生活の中で充実感や幸福感を感じられることがほとんどないの。

それは西洋型思想のいわば弊害なのかもしれないね。西洋型の思想が前提とした経済発展や自己の成長による幸福の実現という神話は、ついには現代社会に閉塞感や不安感、無気力感を蔓延させる結果を招いたのかもしれない。

規定された思想の前提を打ち破る方法

知らずのうちに規定される思想のベース

西洋の思想かあ。「夢を持ってそれを実現するために努力しましょう」って幼い頃から当然のよう言い聞かされてきたけど、よく考えると、この考えも一つの思想で、知らず知らずにそれを生きていく上での前提として押し付けられていたのかもしれない。

そうだね。ここでいう「思想」とは、社会の成り立ちに関わって生活の隅々まで浸透している意識すらされない考え方のことだ。だからそこから抜け出すことはもちろん、そのことに気づくことすら容易ではないんだ。

弊害を回避する方法

じゃあ私たちは、この社会の前提となっている思想からも、そしてそれによって引き起こされる閉塞感や不安感なんかの弊害からも抜け出す手立てはないって事になるのかしら。

いいや、そうとも限らないよ。たとえそこから完全に抜け出すことが出来なくても、弊害を被らないで済む方法はある。それは、その場所に意識的に異なる価値観を持ち込むという方法だよ。

異なる価値観による相対化

異なる価値観?確かに全く異質のものを持ち込むことでこれまで気づくことが出来なかったことが鮮明になることってあるわね。たとえば、こし餡と粒餡を食べ比べても餡の甘さはよくわからないけど、レモンをかじってその酸味と比べれば餡の甘さがよく感じられる、みたいに。

面白い例えだね。そのとおりだよ。現代社会に異なる価値観を持ち込むことでそこにある問題が浮き彫りになったり解決の手立てがはっきるする可能性がある。

現代人にとってブッダの哲学は心の避難先となる

現代人の心の問題は心理学では解決できない

じゃあ、もしかすると私の悩みが心理学やカウンセリングで解決しなかったのもそのせいなのかな。

そうだね。ほとんどの心理学は西洋型の思想体系を前提に出来上がっている。だから西洋型の思想が引き起こす問題を解決するのには実は不向きなんだ。内部の問題をその構成要素だけで解決しようとしても泥沼にハマってしまうことが少なくないからね。

ブッダの哲学と西洋型価値観の根本的な違い

じゃあ、その異なる価値観っていったい?

それが東洋の地で生まれたブッダによる哲学体系だよ。根本的な違いとしては、「欲望」を肯定する西洋型の価値観に対してブッダは苦しみのもととなる「欲望」を強く警戒したんだ。

ブッダの哲学は西洋型の心の問題を相対化する

そっか。ブッダさんが生きた世の中は西洋化された現代日本社会とは異なる価値観で出来上がっていた。だからそこで生まれた哲学、方法は私たちにとって異なる価値観として、規定の価値観を相対化することに役立つのね。

そうだね。君の例えを用いるなら、いわばフランス料理のフルコースの合間に、ぼた餅がドンと目の前に現れるようなものだよ。きっと毎日繰り返しで飽き飽きしていた食事の時間が異なる体験になるだろうね。つまりブッダの方法は現代人にとって規定の考え方やその行き詰まりからの避難先になり得るんだよ。

まとめ

  • 西洋型思想を前提に経済発展を遂げた現代日本社会では、その弊害としての「閉塞感」「不安感」「無気力感」が蔓延してしまっている
  • 既存の価値観やそれによる弊害を打ち破るには、全く異質な考え方を持ち込み相対化する必要がある
  • 東洋の地で生まれたブッダの哲学は、西洋型社会を相対化することで、そこで生きる人々の「苦しみからの避難先」となり得る

『ブッダ・カウンセリング』という選択肢がある

  • 苦しくてどうしようもない
  • カウンセリングを受けたがピンと来なかった
  • 穏やかな毎日を取り戻したい

こういった悩みを抱えているあなたには

「苦しみの解消」に特化したオンラインカウンセリング

『ブッダ・カウンセリング』がおすすめです。

\空き状況の確認はこちらのリンクから/
ブッダ・カウンセリング-苦しみを解消し、穏やかな毎日を取り戻す-

コメント

タイトルとURLをコピーしました