この記事は、『ブッダ・カウンセリング』はあやしいカウンセリング技法なのか、について解説します。
- Q『ブッダ・カウンセリング』ってあやしいんですか?
- A
ブッダにより「苦しみの解消」を目的に「合理的」、「現実的」に徹して作られたこころの理論をもとにした『ブッダ・カウンセリング』は、現代に溢れる不思議なカウンセリング技法にもまして安心、安全なカウンセリング技法です。
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仏教は神なき、「変な」宗教
仏教ってあやしい?
『ブッダ・カウンセリング』が私たち現代人におすすめってことはよくわかったけど、仏教っていうとやっぱり宗教だから少し身構えちゃうわ。
確かに現代人にとって「宗教」って言葉は何かしらの抵抗があるみたいだね。『ブッダ・カウンセリング』はあくまで仏教の心身の問題を扱う「方法」に着目した技法だから、宗教的側面はほとんどないんだ。それに、そもそも仏教そのものが実はかなり現実的、合理的な宗教で「神なき宗教」と呼ばれるくらいなんだよ。
ブッダはあくまで理想像や案内役
「神なき宗教」?仏様って神様みたいなものじゃないの?
そうだね。崇拝の対象になるって点においてはあまり変わらないかもしれないけど、神様が実在しないのに対して仏様、すなわちブッダは実在した人物なんだ。そして最も大きな違いは、神を想定する宗教と違って仏教ではブッダそのものを「絶対的な存在として信仰」することを目的としない。あくまでブッダという存在は「苦しみを解消するため」の理想や案内役であり、場合によってはブッダの教えや存在さえも否定されることがあるんだ。
自灯明(じとうみょう)、法灯明(ほうとうみょう)の教え
仏教なのに、ブッダさんを否定しちゃうの?仏教って何だか変な宗教なのね。
確かに仏教はある意味変わった宗教さ。ブッダその人が、「私に対して信仰心を抱いたり頼りにすることはあってはならない」と弟子たちに戒めをするくらいだからね。日本の大乗仏教においては信仰の側面が強調されがちだけど、ブッダの教えの原型である「原始仏教」ではほとんどが実践的な心身の問題の解決について焦点が置かれていたんだ。
ブッダの心の理論に不思議なし
ブッダは論理的で合理的な考えの持ち主
そうやって言われると仏教って私がイメージしていた宗教とちょっと違うかも。じゃあ具体的にブッダさんはどうやってこころの問題を解決しようとしたの?
ブッダは「人間のこころに苦しみが生じるプロセス」を自らの「身心の観察」によって事細かに分析したんだ。だからそこに論理的飛躍も、スピリチュアルな要素も全くない。ブッダはとても論理的で合理的な人だったんだよ。
現代に溢れる不思議な心理学
そうなんだ。それに比べると現代にはよっぽど不思議な心理学がたくさんある気がするわ。私にはどうも潜在意識だとか、トラウマだとか、そういった精神分析的な考え方がしっくりこないの。
そうだね。誤解を恐れずに言えば巷に溢れている心理学の中には信仰と呼ばざるを得ないものがあるのも確かだね。きっとブッダに潜在意識やトラウマといったものの存在について尋ねたら、彼は「何も答えない」だろうね。
精神分析的な考えは「苦しみの解消」に役立たない
何も答えない?ブッダさんは潜在意識やトラウマのような精神分析的な心理学を否定するの?
いいや、否定も肯定もせず、何も答えないってことだよ。ブッダは「苦しみを解消するために役立たない問題」についてはそもそも議論の対象にしないんだ。これを「無記」って言うんだよ。
ブッダ・カウンセリングは安心・安全
苦しみの解消に不思議は持ち込まない
何だかブッダさんって心の苦しみを解消することに貪欲だったのね。
そうだね。そのために自己や潜在意識といった「不確実な要素を持ち込まなかった」ことがブッダをブッダたらしめる凄みだね。ブッダはひたすら愚直に「自身の内側の観察で発見されるもの」にのみ苦しみの解消の術を求めたんだ。
ブッダ・カウンセリングは合理的・現実的な技法
『ブッダ・カウンセリング』って、そのブッダさんが作り上げたこころの理論に基づいたカウンセリング技法なのね。それなら全然あやしい要素がないってことね。
そうだね。ブッダによって作られた合理的、現実的なこころの理論で対象者の苦しみを観察し、解消に導く方法だからね。そこに一切の不思議は存在しない。
現代に溢れるあやしいカウンセリング
正直、これまでカウンセリングを受けてきて、よくわからない不思議な理論でアドバイスされたり、考えを押し付けられたりしたことがあるの。ブッダさんの理論に基づくカウンセリングならかえって安心な気がしてきたわ。
そうだね。現代の巷に溢れるカウンセリング技法に比べれば、仏教が時代を経て洗練してきた方法の方がよっぽど安心で安全な技法ということができるだろうね。
まとめ
- 神なき宗教である仏教においてブッダは「信仰の対象」ではなく、「苦しみを解消するための案内役や理想像」として位置づけられた
- そんなブッダが作り上げたこころの理論は現実的、合理的で、苦しみの解消に役立たない「不確実な要素」は一才取り入れられなかった
- 「不思議なし」のブッダのこころの理論をもとに作られた『ブッダ・カウンセリング』は、現代に溢れる「不思議な」カウンセリングに比べて、より「安全で安心して活用できる」カウンセリングと言える
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