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ブッダ・カウンセリング【壱ノ型】:『定』による苦しみの「消滅」

この記事は、ブッダ・カウンセリングの【壱ノ型】である『定』による苦しみの「消滅」について解説します。

Q
ブッダ・カウンセリングの【壱ノ型】である『定』による苦しみの「消滅」とはどのような方法ですか?
A

「観」と「止」の瞑想を用い、サービス利用者の「苦しみを一時的に取り除く」ことで、「苦しみを扱える状態」に導くための方法です。

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【三学の型】仏道修行の縮図

苦しみを解消するための「型」

『ブッダ・カウンセリング』が現代人におすすめで、他のカウンセリングサービスとは異なる特徴を持っていることはわかったわ。じゃあ『ブッダ・カウンセリング』って具体的にどんな方法で私たちの苦しみを解消してくれるの?

ブッダの方法には苦しみを解消するための型があるんだ。仏教2600年の歴史に基づくこの型に従って『ブッダ・カウンセリング』は進行するんだよ。

「三学」という修行の型

カウンセラーの「個人技」じゃなくて、「長きに渡って実践されてきた型」に基づいてカウンセリングを進めるのね。それなら安心だわ。その「型」ってどんなものなの?

仏教には、「定学」「慧学」「戒学」という「仏道を修行する者がかならず修めるべき3つの修行項目」があるんだ。これを「三学」と呼び、この3つの型に従って苦しみを解消するための修行が進められるんだ。

苦しみを解消する修行の縮図

「三学」かあ。お坊さんたちの「囚われのないこころ」は「三学」の実践によって実現されているのね。『ブッダ・カウンセリング』もその三学の型によって進められるってこと?

その通り。『ブッダ・カウンセリング』は、セッションの中で「苦しみの解消のための型」を実践するんだ。だから45分間のセッションそのものが「仏道修行の縮図」みたいなものなんだよ。

【壱ノ型】:『定』による苦しみの「消滅」(方法)

『定』こころが囚われなく静まった状態

カウンセリングセッションの中で「仏道の3つの修行項目」を全て実践してしまうのね。なんだか数十年の修行を数分で体験出来ちゃうみたいでワクワクしちゃうわ

『ブッダ・カウンセリング』苦しみを解消するための仏道修行を凝縮したようなものなんだ。まずは【壱ノ型】である『定』による苦しみの「消滅」から見ていこう。『定』とは禅定、つまり「こころが囚われなく静まった状態」になることあらわす。

「観」の瞑想による苦しみの「切り離し」

まずは、悩みや苦しみに覆われた心を、囚われのない状態に持っていくのね。

その通りだよ。そして『定』に至るためには二つの瞑想の方法を用いる。まずは「観」の瞑想により、苦しみに支配されるこころとからだのありのままの状態を観察するんだ。この観察により、苦しみが一時的に「客観的なもの」に置き換わるんだ。

「止」の瞑想による苦しみの「一時停止」

苦しみに囚われている自分を、少し離れたところから眺める感じね。そうすることで苦しみから距離を置くことができるのね。

そうだよ。そして次の方法が「止」の瞑想だ。ここでは意識を一つの対象に集中させることで「苦しみの認識そのもの」を一時的に「止めて」しまう。これによって、どんなに苦しみを抱えていたとしても一時的にそこから避難する事ができるんだ。たとえ翌朝死刑が確定している死刑囚でも「今この瞬間に集中」することで、今のしあわせに浸ることが可能なのと同じようにね。

『定』は苦しみを扱うための準備(理屈)

「止観」による苦しみの一時的な消滅

どんな境遇にいたとしても、「苦しみを一時的に回避」することは可能だってことね。まずは「観」や「止」の瞑想を用いて苦しみを「消滅」させるのね。

そう、それが【壱ノ型】の方法だ。これら「止観」の瞑想は、苦しみを「時間」・「空間」の両面から一時的に無力化する方法と言えるんだ。

「苦しみを一時的に消滅させる」ことで扱えるようになる

だけど、さっきから「一時的」って繰り返しているけど、この「止観」の瞑想だと苦しみを完全に消してしまうことはできないの?一時的な解消だったらあんまり意味がないきがするんだけど。。。

そうだね。「一時的」と強調したのは、『定』による苦しみの消滅はその効果はあくまで「それを行なっている最中に限られる」からなんだよ。しかし、だからといって、「意味がない」わけじゃあないんだ。苦しみに囚われていた心に静寂をもたらすことで、苦しみの解消のための次のステップ、すなわち【弍の型】に進むことができるようになるんだ。

苦しみは「吐き出し」てもなくならない

そうなんだ。一旦苦しみから離れることで冷静になったり、気持ちに余裕ができて、苦しみを扱うための準備ができるってことね。けど、この方法って、苦しみについて「語って」、それを「吐き出す」普通のカウンセリングの方法と真逆なのね。

そうだね。苦しみを他人に語ることで楽になった気がするのは錯覚にすぎないんだ。それで済むなら人間はそもそも悩んだりしないさ。苦しみは物体じゃないから、吐き出すことなんかできない。逆に語ることで苦しみは「反芻され増幅する」んだ。だから『ブッダ・カウンセリング』では無闇にサービス利用者の苦しみを引き出しはせず、「離れたり、止めたり」するんだよ。

まとめ

  • 仏道修行の基本である「三学」の方法に基づき進行される『ブッダ・カウンセリング』は、苦しみを解消するための仏道修行の縮図、エッセンスを45分のセッションで実践する
  • 【壱ノ型】:『定』による苦しみの「消滅」では、「観」と「止」の瞑想により苦しみから空間・時間的に離れることで、一時的に「囚われのない静まったこころ」を作り出す
  • 「語ることで苦しみはむしろ増幅される」ため、『ブッダ・カウンセリング』では無闇にサービス利用者の苦しみを引き出すことはせず、苦しみを「扱う」ための準備として、『定』によりサービス利用者を「苦しみから一時的に離れた状態」に導く

『ブッダ・カウンセリング』という選択肢がある

  • 苦しくてどうしようもない
  • カウンセリングを受けたがピンと来なかった
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