幼い頃に自分の死について考えて怖くなった記憶はありませんか?
また、大切な人の死に直面し、心の整理がなかなかつかないという経験をしたことはありませんか?
どんな人徳者も成功者も死に抗うことはできません。死は私たち人間にとっての最大の矛盾なのです。
こんな死について私たちはどう向き合えばいいのでしょうか?
実はその答えとなるものが「宗教」です。
例えば仏教の「阿弥陀経」では西方浄土という死後の世界を想定し、死者は再びそこに生まれ落ち、苦しみのない生活が約束されると考えます。
また、誰もがいずれその地に向かうため、先立たれた大切な人ともいつかはまた会うことができるのです。
このような考えを、非科学的、迷信、子供騙しだと切り捨てることが本当に知的な態度でしょうか。
人は人生において死をはじめとした数多くの矛盾に直面します。
その矛盾を扱うツールが宗教なのです。自然科学は矛盾を排斥しますが現実は矛盾に溢れています。
だからこの現実を生き抜くために宗教を活用するというのは至極合理的な考え方だと思いませんか。
どうせ死ぬなら、苦しみのない世界へ旅立ち、そこで大切な人と再会したり、残してきた人を待つという死を迎える方がしあわせだと思う方は、ぜひ仏教を活用してみてはどうでしょうか。
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