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虐待・DV:大切な人をこそ傷つけてしまう苦しみのメカニズム

今日のヒント

子どもの言動につい腹が立ち手をあげてしまう、、、

交際相手、配偶者のことを束縛したり、言葉や力で暴力を加えてしまう、、、

程度の差こそあれ、こういった経験に身に覚えがある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

いわゆる虐待やDVは何も特別な性格や気質を持った人だけの異常な振る舞いではありません

誰にでも起こりうることなのです。

では、虐待やDVに手を染めてしまう時、私たちの中では何が起こっているのでしょうか

それは自分と相手との境界線が曖昧になってしまっているということです。

子どもや交際相手など親密な関係性にある他者との間では、関係性が良くも悪くも癒着してしまうことがあります。

そして互いの境界が薄まると、あたかも「相手が自分の一部である」かのように感じられてしまうようになります。

そのため、自分の一部である相手が、自分の思い通りにならないことに腹が立ち、相手を傷つける言葉や暴力で怒りを表現してしまうのです。
束縛もまた、相手を自分の一部と感じているからこそ起こることです。自分の一部が自分を離れたり、目の届かない場所や人のもとへ行くのは不快であり、不安なことです。

逆に言うと、だからこそ、虐待やDVは親密な関係の間に起こるのです。

虐待やDVのこのメカニズムを理解すると、親しい間柄の関係性について考えさせられます。

人間は大切な人をこそ傷つけてしまいがちな存在です。

だから、もし親しい人に対して冒頭で挙げたような経験が思い当たったら、悲しいことが起こらないよう、お互いの関係性の距離感を見直してみてはいかがでしょうか。

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