あの時、ああしていれば今頃こんなことにはなっていなかった、、、
これからのことを考えると不安で仕方がない、、、
人は過去や未来のことに思い煩わされます。
そんな時にブッダのこんな言葉を思い出してみてはいかがでしょうか。
「諸行無常(しょぎょうむじょう)」
この言葉は日本人にとっては以下の文章の中で聞いた覚えがあるのではないでしょうか。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、、、
この詩は有名な「平家物語」の冒頭部ですね。実はこの「諸行無常」は仏教由来の言葉です。
平家物語に限らず、日本には仏教の思想や言葉を下地にした古典が数多く存在しています。
そして、「諸行無常」という言葉は、「全てのものが移ろい、決して変わらないものはない」という意味です。
私たちの生は、この大きな移ろいの中のほんの一瞬です。
「どんなものでも移ろい消えていく。」
そのことを思うと、もがくことはもうやめて、大きな移ろいの中へ身を委ねてみようと思えてきませんか。
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